競艇をやればやるほど負ける理由と負けない投資にする方法

競艇は、依存性の高いギャンブル(公営競技)で、競艇にハマって舟券を買い続けた結果、ボロ負けして回収率が悪くなることでどんどん収支がマイナスになっていき、負けすぎてやばい状況になっている人が多いです。

競艇をやればやるほど負けるループにはまるので、「負けた分を取り戻す！」とさらにレースに賭けると、負けすぎて人生が崩壊してしまうリスクがあります。

競艇をやればやるほど負ける理由と、負けない投資にする方法を知ることで、競艇でボロ負けするリスクを減らすことができます。

競艇をやればやるほど負ける理由

競艇は運営者が必ず勝つ競技

競艇は、運営者が必ず勝って儲かるようになっています。

競艇の払い戻し率は、モーターボート法によって75%〜80%と定めれており、多くの競艇場が75%としています。つまり、25%が運営者の売上になっています。

運営者は、舟券の販売を締め切った時点で売上として先に25%を抜くので、必ず勝ちます。そのため、競艇は舟券を購入した賭け主(プレーヤー)が負けるようになっており、負け続けてもやめずにいるとボロ負けする仕組みになっています。

直近のレースデータの確認不足

競艇では、レースのおよそ15分前に公開されるレースデータがあります。レース直前の情報では、展示タイム・スタートタイミング・気象といった本番を想定した模擬レースがおこなわれます。

やればやるほど負ける人は、この直近のレースデータを確認していない人がほとんどです。

直前のレースデータでは模擬レースだけでなく、選手の所属の階級や調整・チルト・プロペラ・モーターといったボート情報を確認できるので、その日の風向きが追い風か向かい風かといった条件を考えて、どのボートがスタートの有利さを判断することができます。

競艇で勝つことは難しいですが、直前のレースデータである「スタート展示」を見なければ、負け続けるだけでしょう。

競技場の特性の理解が不足

競艇場は、全国24か所ありますが、競艇場によってそれぞれ水面の特徴が違います。

淡水や軟水といった水質の違いや、コースが広いか狭いかといったコース幅の違いなどがあります。

日本一狭くインが決まりにくい「戸田競艇場」は、1コースの勝率が47％で、インが決まりやすく1コースの勝率が高い「ボートレース芦屋」「ボートレース大村」「ボートレース下関」「ボートレース徳山」「ボートレース尼崎」と比べると20％近く低いです。

また、日本一の難水面と呼ばれる「ボートレース江戸川」は、1コースの勝率が44.7%とさらに低くなっています。

このように、競艇場によって特性が違うので、情報を頭に入れながらレース予想をしないと勝つ確率がグッと低くなり、いつまでも負け続けるだけになります。

多くの点数を買いすぎる

競艇は、1レースにおける払い戻し金が少ない傾向にあります。そのため、賭けをするたびに多点買いをしてしまう人は、賭け金と払い戻し金の収支がマイナスになる可能性が高いです。

また、「全レースに賭ける」という方法は、レースの予想が当たる可能性がある一方で、ほとんどの確率で収支がマイナスになるでしょう。

仮に1日の負けが数千円〜数万円の金額でも、予想の回数を重ねることでボロ負けしていって、総計100万円単位の借金を抱えることになります。

ハズレ券を買うことが多い

競艇で負け続けてもやめられない人は、ハズレ券を買うことが多いです。

競艇では内側レーンのボートが有利とされており、勝率は45%〜60%なので、およそ2分の1の確率です。です。100円から賭けることができるので誰でもゲーム感覚で気軽に始められますが、 内側ボートの勝ち予想はオッズが低く払い戻し金が少なくなります。

そのため、高額配当を狙って大穴の3連単や3連複といったオッズが高い買い方をして、多くの点数を買ってもすべて予想がハズレてタコ負け(1つも当たらない)する人も多いです。

勝ち逃げせずに賭けすぎる

競艇には、1度勝つと次も勝ちそうな気がするという魅力があります。

しかし、すべてのレースに賭けていると、最終的には負けることが多くなります。これは、競艇の運営利益が25%で、賭け主(プレーヤー)への払い戻し率が75％であることによります。

そのため、レース予想が当たって勝つと「今日は調子が良い」「次も勝てそう」と思い込み、勝ち逃げせずに賭けすぎることで、負けが積もり積もって結果としてボロ負けすることになります。

これ以上ボロ負けをして借金が取り返しのつかない状況になる前に、弁護士に相談をして借金問題を解決するべできです。

予想が外れることを前提で賭けている

競艇で負け続けてもやめられない人は、予想が外れることを前提として賭けている人が多いです。

「負けた分を次で取り戻す！」という感覚で賭けていて、負けても次のレース、負けても次レースを繰り返しているのでやめられず、気づいたら負け続けてしまいます。

競艇を負けない投資にする方法

競艇を負けない投資にする方法は、4つです。

購入点数をできるかぎり減らす

購入点数が多いと、元手に対して回収率が下がるので、結果として競艇をやればやるほど負け続けていってしまいます。

購入点数が多いと当たる舟券もありますが、負けないためにはあくまでもリターンの方が大切です。

回収率 = (払戻金 ÷ 舟券代) × 100

回収率が100%を切っていると、購入点数に対して利益を出せていないので、競艇を続ければ続けるほどマイナスとなっていきます。手広く勝負したい気持ちもわかりますが、購入点数はできるかぎり減らしましょう。

勝負するレースを絞る

競艇で負けないためには、勝負するレースを絞ることが大切です。

何も考えずに毎回のレースに賭けていると、仮に的中率が高くても外れる舟券も多いので、どんどん回収率が下がります。回収率が下がると収支はマイナスになるので、競艇をやればやるほど負けます。

翌日の出走表が前日の21時に発表されるので、その時点で賭けるレースを決めて、決めたレース以外は賭けないようにすることで負けることが少なくなります。

オッズだけで舟券を買わない

オッズだけをみて舟券を買うことは、絶対にやめましょう。

オッズが高配当の舟券を購入したい気持ちもわかりますが、あきらかに当たり目が違うのに「低配当で賭けてもおもしろくない」からと、あえて外して賭けるとほぼ負けます。

トリガミを防ぐためにレースごとのオッズを確認することは大切ですが、オッズが高配当のレースで予想を当てることは至難の業で、負けるリスクが圧倒的に高いです。

競艇場の特性やレースデータから、回収率の高い舟券を購入することで勝率を上げることができます。

競艇の予想サイトを利用する

競艇の予想サイトを利用すれば、競艇の初心者でも経験者でも勝率を高めることができる可能性があります。

競艇の予想サイトには、無料サイトと有料サイトがありますが、それぞれのサイトで独自のレース予想が掲載されているので、有料サイトと無料サイトで当たる当たらないの違いがあるわけではありません。

予想サイトを利用することで、選手や競艇場のコンディションといったレース情報を、細かくチェックすることができます。

しかし、精度の低い有料コンテンツを掲載している詐欺サイトも存在するので、利用者からの評判が良く、信頼できるデータと情報を掲載している予想サイトを選ぶことが大切です。

競艇の予想サイトを参考にしながら、自分なりに予想を立ててレースに賭けます。競艇サイトの予想と、実際に自分で試してみた結果を照らし合わせながら試行錯誤することで、自分なりの経験がたまっていき実績を積み上げていくことができるので、負けるレースが少なくなっていきます。

競艇で負けすぎてやばい人がおちいる末路

• ギャンブル依存症になる
• 消費者金融での借り入れが当たり前になる
• 闇金に手を出してしまう

ギャンブル依存症になる

競艇で負けすぎるとギャンブル依存症になるリスクがあります。

競艇は、気づくと1レースにかける金額が増えていたり、高配当のオッズにかけて負けてしまう事が多くなっていきます。それでも、一発逆転の魅力に取りつかれて「次に勝てば取り戻せる」と考えるので、マイナスになってもかけ続けてしまう依存性があります。

この繰り返しによって、競艇にのめり込んでいってギャンブル依存症になってしまいます。このように、ギャンブル依存症になるほどの中毒性があることから「競艇はギャンブルの墓場」と呼ばれています。

ギャンブル依存症は病気の1種なので、専門的な治療をしないかぎり、負けすぎてやばい状況になっていても競艇を止めることができません。

消費者金融での借り入れが当たり前になる

ギャンブル依存症になるほど競艇にのめり込んでしまうと、アコムやプロミスといった大手の消費者金融はもちろん、中小消費者金融での借り入れが当たり前になります。

消費者金融のキャッシングやカードローンが、まるで自分の貯金であるかのように使ってしまうので、借金が増えてしまって生活が苦しくなっていきます。

それでも、食費や衣服費といったお金を節約して、浮いたお金をすべて競艇に使ってしまうので、消費者金融での借り入れることを繰り返して借金が増えていってしまいます。

消費者金融での借り入れを繰り返してしまって借金の返済が苦しい方は、借金を減額したりゼロにできる手続きを弁護士に相談するべきでしょう。

闇金に手を出してしまう

消費者金融によるお金の貸付は、貸金業法によって、利息制限法の上限金利20%を超えないように制限されています。また、返済できなほど借金が増えないように、年収の3分の1を超えた貸付を制限する「総量規制」があります。

しかし、貸金業法の制限を超えた金利や貸付をしている違法な金融業者である「闇金」であれば、総量規制を超えた貸付ができてしまいます。

競艇の借金が総量規制の上限になって、一般的な消費者金融からの借り入れができなくなった方は、闇金に手を出してしまいます。闇金であれば借り入れができますが、闇金はトサン(10日で利息30%)、トゴ(10日で利息50%)といった違法な貸付をしています。

闇金に借金を返せないと、嫌がらせを受けて身体的にも、精神的にも苦しくなる上に、嫌がらせ以上の取り返しのつかないことになってしまいます。

闇金でしかお金を借りれない場合は、すでに総量規制を超えているので借金が返済できないボーダーラインを超えています。闇金に手を出してしまう前に、借金を減額するか、ゼロにする借金救済手続きをすべきです。

競艇で負け続ける人が一瞬で状況を変える方法

長期的に負けない買い方をする

競艇で負け続けないようにするためには、長期的な収支を意識することが大切です。

競艇で負けないことは不可能なので、「さっきのレースで負けたぶんを次のレースで取り戻す！」と意気込むのはいいですが、1レース、1日といった短期的な意識で舟券を買っていると、間違いなく負け続けて損をします。

1発逆転のスリルや、波乱が起きやすいことが競艇の最大の楽しみではありますが、勝負するレースを絞り、購入する金額や点数を考えて、手がたく本命で単勝を狙うことも大切です。

1レースの勝ち負けも気になりますし、もちろん大切ですが、回収率が100%を下回っている時点で負けて損をしているので、そのまま続けても借金が増えていくだけです。

トリガミを防ぐように資金配分する

各組み合わせで同じ金額を賭ける「均等買い」をするよりも、トリガミを防ぐように「資金配分」することが、負け続けないようにするための最大のポイントです。

トリガミは、かんたんにいうと「当たったのに損をする」ことです。自分の予想通りにレースが進んだのに、均等買いしたことによって購入金額よりも払戻金が少なくなって損をします。

予想が外れたときのことを考えて、リスクを下げるために手広く均等に舟券を購入すると、結果として損をすることになります。払い戻しオッズを考えて、当たったときの払戻金が購入金額と同じくらいになるように配分でしておくことで、収支がマイナスになることを防げます。

きれいさっぱり競艇をやめる

競艇で負けすぎてやばい人は、きれいさっぱり競艇をやめてみることも必要です。

競艇は、1発逆転のスリルにハマってしまう中毒性があるギャンブルなので、長期で賭けていると冷静な判断ができなくなります。負けてもそれを取り戻そうと、次から次へと高額な賭け金で購入してしまうので、負け続けて資金がなくなってしまいます。

テレボートを解約する

スマホを使っていつでもどこでも舟券を購入できるので、気軽に競艇を始めてしまいます。そのため、テレボートを解約して、スマホで舟券を購入したりレース情報を見られないようにしたりすることで、競艇をやめることができます。

テレボートを解約すると競艇場まで足を運ばないと舟券を購入できないので、舟券を購入するハードルが上がります。

競艇場まで行く手間があるとレースに賭ける回数が減り、お金を消費することを抑えることができます。それによって、生活の中で有効的にお金を使えるようになります。

競艇つながりの交友関係をやめる

競艇で負けすぎてやばいと感じているかたは、競艇つながりの友人との交友関係をやめることが大切です。

競艇場に行くことや、レース予想を賭けるように誘われても強い意志で断ればいいですが、友人との人間関係を気にしたり、「少しなら良いかな」と1回手をつけてしまうと、絶対にやめられません。

競艇の借金問題を解決したいのであれば、思い切って競艇つながりの交友関係を断ちましょう。

競艇以外の予定を入れる

競艇は、やればやるほど負けるギャンブルです。仮に1度勝っても、トータルではほとんどの確率で負けます。

もし、負け続けてやばいと思ってもヒマがあれば競艇をしてしまうのであれば、競艇のことを考える時間をなくすことが大切です。

ひまな時間を別の趣味や家族・友人との時間、運動、副業など別の活動にあてることで、競艇を考える時間が少なくなって、やめることができます。

ギャンブル依存症の専門機関に相談する

競艇に負け続けているにも関わらず、どうしてもやめられない人はギャンブル依存症になっています。

ギャンブル依存症は「病的賭博」と呼ばれるので、100%自力で治すことができません。

ギャンブル依存症の専門窓口に相談をして、ギャンブル依存症の意識を変えることが今後の借金をしない生活につながります。競艇でつくった借金から解放されたい人、またはその家族は相談してみましょう。

ギャンブル依存症の当事者ではなく、その家族がギャンブル依存症について相談する窓口もあります。

また、ギャンブル依存症の治療をおこなっている精神科病院やクリニックでは、ギャンブル依存症の当事者または家族を対象とした勉強会・相談会を実施しています。

勉強会や相談会への参加は無料なことがほとんどなので、依存症対策全国センターで最寄りの相談場所を調べてみましょう。

競艇で負けすぎてやばいなら専門家に相談

競艇で負けすぎて借金を抱えている人は、借金を減額したりゼロにする債務整理を弁護士・司法書士に依頼しましょう。

債務整理は、将来の利息をカットして毎月の支払額を減額する任意整理、借金を最大90%減額する個人再生、借金をゼロにする自己破産といった、借金の救済手続きのことです。債務整理の方法は、あなたの借り入れ状況によります。

• 任意整理
• 個人再生
• 自己破産

任意整理

メリット	デメリット
将来発生する利息をカットできる 返済期間を見直して毎月の返済額を減らせる	ブラックリストに載る

任意整理は、弁護士が消費者金融やローン会社といった貸金業者と話し合いで交渉をして、将来発生する利息のカットや返済期間の見直しをする手続きです。

任意整理は、債務整理のなかでも唯一裁判所を通さないでできる手続きで、債権者(貸金業者)との直接交渉で完了するので、任意整理したことを家族や勤務先に知られる心配がありません。

ただし、任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録される(ブラックリストに載る)ので、およそ5年間はあらたな借り入れやクレジットカード、住宅ローン・自動車ローンといった審査に通りにくくなります。とはいえ、事故情報が消えれば、借り入れやクレジットカードの作成もできます。

任意整理をすれば、今後の利息がゼロになるので借金の総額が大きく減って、返済期間も見直すことで毎月の返済もしやすくなります。

個人再生

メリット	デメリット
借金を最大90%減額 住宅は残すことができる(住宅ローン特則)	ブラックリストに載る 官報に載る ローン返済中の自動車は取り上げられる

個人再生は、返済中の借金を最大90%減額して、残った借金を3年〜5年で返済する手続きです。

残った借金を3年〜5年間で返済できれば、減額してもらった金額は返済する必要がありません。ただし、個人再生にはデメリットもあります。

信用情報機関に事故情報が登録(ブラックリスト)されます。ブラックリストに載ると、5年〜7年間は新たな借り入れやクレジットカードの作成、ローンを組むことが難しくなります。また、住宅ローンを支払い中の自宅や、自動車を差し押さえられる可能性があります。

ただし、住宅を残す方法として「住宅ローン特則」があるので、住宅ローン特則を利用すれば、自宅を残したまま借金を減らすことができます。

個人再生をおこなった情報は国が発行する官報に掲載されますが、一般の人が目にする機会はほとんどないので、借金や債務整理のことが家族や勤務先にバレる心配はありません。

自己破産

メリット	デメリット
借金がゼロになる 99万円以下の現金と生活に必要な財産は残せる	ブラックリストに載る 財産を差し押さえられる 官報に載る 一部の職種の就業制限を受ける

自己破産は、借金を返済できなくなった個人が、借金をゼロにすることができる手続きです。自己破産の申請をして免責を受けると、借金の返済をする義務がなくなります。

ただし、自己破産をすると借金をゼロにすることができる一方で、財産が差し押さえられる可能性があります。自動車は、条件によって手元に残しておける可能性がありますが、土地や住宅は、手元に残すことができません。

任意整理や個人再生と同じように、信用情報期間に事故情報が登録される(ブラックリスト)ので、免責後から5年〜7年はクレジットカードの新規作成やローンを組むこともできなくなります。

とはいえ、すでに競艇で作った借金の返済が遅れたり滞納しているのであれば、ブラックリストに載っています。このまま借金を滞納していると貸金業者に給料や財産を差し押さえられるので、債務整理をするよりも圧倒的にリスクが高いです。

債務整理をすることを悩んでいるあいだに、貸金業者が差し押さえの準備をしている可能性があるので、そうなる前に弁護士や司法書士といった専門家に相談をしてみると良いでしょう。

競艇をやればやるほど負けることついてよくある質問